Fundamental analytical skills (2)
つい先日、新卒あるいはそれに近い方々が就職活動のために集うJob Fareに参加してきました。とはいってもこっちは採用する側のinterviewerとしての参加です。このJob Fare、海外での留学経験をお持ちの方々が殆どであるのが特徴です。
- どの外資企業でもそうだと思うのですが、一般に社員を雇用する場合に見る部分は過去の職務経歴がとても重要な要素となります。Applyする企業と近い、あるいは同じ業種で同じような経験があれば即戦力として見ることができるからですね。一から社員を育てていくよりも即戦力となる社員を雇用したいというのが外資の一般的な特徴と言えるでしょう。。
- ただそうは言っても新卒の優秀な方を見いだすことができれば会社の将来のリソースとして有効、という長期的な戦略も同時に殆どの会社が持っているはずです。なので時折このようなJob Fareなどに出展し優秀な人を探そうともするわけですね。
- さて、新卒の雇用の場合ですが当然ながら業務経験は期待することはできません。インターンシップなどでの模擬経験はあるでしょうが社会人としての、そしてfor livingでの業務経験は殆どの人が持ち合わせていません。それは当然です。ではどのような面を重視するのでしょうか?
- それは業種・functionに関係のない、もっと以前のレベルの基本的な資質の部分です。タイトルではfundamental analytical skillsと書きましたが日本語で資質といった方がぴんと来るかもしれません。実はこれは新卒に限らず中途採用でも重要な部分です。
- 中途採用者のなかには同業種の日本企業でで似たような仕事を長年されて、うちの会社に応募され、そしてその経験を買われて入社される方が少なくありません。ではその人たちは例外なく我々のexpectationに見合うだけの実力を社内で発揮できているか?答えはNOです。確かに業種の知識はある、経験も豊かだ、でも足りないものがある。それが根本的な資質の部分です。
- どういうこと?何となくは分かるけど具体的には?Good questionですがこれは実は答えるのも結構難しい質問です。この根本的な部分の才能を見極めるのに、これ、といった手法もなく採用側もある程度、手探りと勘で見ている部分もありますからね。
- ただ明らかにこれは駄目だなと分かる例も少なくありません。それはたとえ30分でもcommunicateすれば分かります。さてそろそろ前のページであげたメールに話を戻しましょうね。